仙台中央支部「支部活動の活性化に向け他支部との合併を模索中」


 他の支部も同様な傾向にあるとは思うが、わが「仙台中央支部」の会員数がこのところ急激に減少している。私の手元にある一番古い会員名簿、平成5年版によると、当時は会員数が189名。それが平成21年版では120名に減り、令和3年版では63名、更に今年度の通常代議員総会資料によれば48名にまで減少している。つまり、30年ほどの間に140名余の会員が減ったことになる。実に74%余の減少率だ。この会員減少の中味を検討してみると、この間における退会者数はさほど多くはないので、主因は新入会員数の減少と高齢等により他界された会員の増加によるものであるといえよう。 

 ひと頃、支部の新年会には30名余の会員が集い、実に楽しいひと時を過ごしたものであった。例年6月に開催の支部総会も多くの会員が出席したものであった。また秋に開催していた「研修旅行」にはチャーターした小型のバスが満員になるほどの参加者があったものだ。しかし、参加会員は年々減少し、新年会、研修旅行の実施は事実上不可能な状態になってしまった。総会ですら集まる人員は5~6名。それも役員が殆どで、毎回同じ顔ぶれである。このようなわけで今年度の総会は文書による決議方式に切り替えたほどであった。

 往時、県勢発展のために苦楽を共にした仲間とはいつまでも厚いよしみを保ち、長く交流を続けたい…。そんな思いでいたところ、会員の間から「この事態を解決するために支部の合併を試みてはどうか…」という複数の提案が寄せられた。支部ではこの提案を前向きにとらえて役員会で討議し、早速実行に移すこととした。こうしたことから、当支部では隣接支部に合併の申し入れを行い、現在先方で検討して頂いているところである。幸い先方も好意的に受け止めて下さっているので、実現は明るい方向にあるものと期待している。勾当台クラブの支部活動が再び活力を取り戻すことを心より願っているものである。 

長谷 浩明