令和6年度に実施する支部事業の企画立案のため開いた今年2月の運営会議の中で、ある委員から東部支部はいつ出来たんだろうかという何気ない発言があったがすぐには誰も分からなかった。手がかりとしては、支部会則の附則の一番古い月日が昭和49年11月15日であることから、おそらくはこれが会則制定日でこの日若しくはその前後が支部の設立日と推測された。それが事実であるならば、令和6年度が丁度支部設立50年目という節目の年に当たることが判明した。
ところが支部には、その事実を証明する資料は一切残っておらず、本部に問い合わせても分からないとのことだったが、昭和50年4月から発刊している勾当台クラブ会報であれば創刊号から全て保存してあるので、それを丹念に見れば何か分かるのではとのアドバイスがあった。
早速、本部に赴き勾当台クラブ会報綴りを閲覧したところ、平成28年10月発行のクラブ創立50周年記念号の支部だよりコーナーの「仙台西部支部」(加藤秀郎当時支部長著)の冒頭に「仙台西部支部は、昭和49年11月に当時の仙台市域を4つに分け、当支部のほか仙台南、仙台中央、仙台東部がほぼ同時に設立され、県内13支部体制の最後の発足でした。」との記事を運良く発見し、推測が確信に変わった。
このため、支部において50周年を祝うイベントの企画を会員からの提案をも踏まえながら検討を重ねた結果、記念誌の作成や支部設立日と思われる11月15日においしいものを食べながら、今は亡き先輩方を偲びつつ支部活動の思い出などを語り合う楽しい祝賀会を開催することになり、現在その具体の実行プランを練っているところです。
大坪 富雄