12月に入り早速、事務局から連絡があり、「今月は原稿担当となっております。支部活動や地域のことをお願いします。」と、ほとんど活動らしいことは何も行っていないし書くことは無いしと、いつものごとく事務局とのやり取りが交わされた。しかしながら当支部の分担でもあり、何とかしなければならないとの思いが募る。
先ずは、12月10日開催の広報担当者の会議があることから、それに出てからとの思いで出席することにした。その場での知り合いとの会話で、支部統合の話が出ているとのだということを耳にした。現実は、やはり深刻な状況のようだ。我が支部も近い将来には直面する問題だ。この現状に危機意識をもって対応していかねばならないなと強く思わされた。
当大崎支部は、古川地区を中心とする大崎圏の7地区の会員75名から成っている。その執行機関は、役員は支部長以下幹事等12名、監事2名の体制で会員の6分の1で構成されている。だが、実情は、その年齢構成から見ても後期高齢者の方々が大半を占めており、円滑な支部活動が困難な状況下にあるということでもある。今年度は支部総会も行っておらず、とりあえず予算執行の事務監査は行い、その結果を、支部長を含む一部役員出席の役員会で了承し、次年度に2ケ年度分をまとめて報告することになっている。
役員になっている方々においても、何度かのお願いによりようやく就任していただき、さらに名前だけでもよいので何とかお願いしますとして依頼している現状もある。また、高齢化により運転免許証を返納してしまい出席したいのだが出来ないのだという方もおる。
この様な状況に加え、退職者の会員新規加入はきわめて少なく、会員でも近年では亡くなって退会する方が多く、併せて後期高齢者になったから退会するという方も目につき、更に減少傾向に拍車がかかっている。過去のことではあるが、退職したら当たり前のように加入していた時代が懐かしく思われる。
現実、勤労年齢が上り、働けるまで出来る限り働けという世の中では、当会のような組織に参加する余裕が無くなっているのだろうとの実感を強くする。これらの傾向は、当会だけではなく身近ないろいろな組織で見られる。近隣のある類似の団体組織での話だが、その支部では組織維持困難につき解散し、入会を継続希望する会員は本部直轄になったとの情報も聞こえて来る。当会でも、前述している支部統合を検討しているなどの話を聞くと、我が支部も隣接支部との情報交換を図りその危機感を常に念頭に置いておく必要がある。とにかく我らのこの「勾当台クラブ」をいつまでも永く維持していきたいとの思いは無くしたくない。
鹿野 壽悦