
蔵王ジオパークが、2025年1月27日に日本ジオパークに認定されました。そこで先日、蔵王町遠刈田地区公民館内の蔵王ジオパークセンターを訪れました。センターの方にご案内いただきましたが、蔵王連峰が認定されたと思っていたら、蔵王町全域が蔵王ジオパークに認定されたということでした。
早速いただいたパンフレットには、「ジオパークとは、過去の地球の活動によって生み出された景観が大切に守られ、教育や持続可能な開発に活用されている地域のこと。形を変え続ける大地を通して地球の歴史を学び、人と地球が共存し続けられる未来を目指して活動しています。日本ジオパークは48地域があり、それぞれ地域の特色を生かした取り組みを行っています。」と記されてありました。認識不足でした。
また、パンフレットには、「蔵王ジオパークには、活火山である蔵王山をはじめ、短期間で活動を休止したと考えられる青麻山、巨大噴火の名残をとどめる円田盆地の3つの火山があります。これらの存在は、たとえば水や土壌の性質に作用し、周辺の生態系や山麓の人々の暮らしに大きな影響を与えてきました。」とありました。
蔵王ジオパークは、蔵王火山エリア、遠刈田エリア、松川エリア、青麻山エリア、円田盆地エリアの5つから成っていますが、私にとって、松川に合流する濁川など仕事だけでなく、エコーラインでの観光や蔵王登山などで訪れたエリアでもあり、とても身近な存在です。「蔵王の大地の遺産-火山との共生」を目指して、今後、この活動が一層発展していくことを期待したいと思います。
橋本 潔